メニューで実行される機能のカテゴリーを「ベース機能」と呼びます。
 メニューごとのベース機能は、メイン画面で確認できます。
 ベース機能には、以下の種類があります。

収集

業務画面の編集

収集は、業務画面を編集できます。

業務は項目番号1の入力から開始されます。
項目番号1の入力が完了すると項目番号2、3...のように順番に入力の収集が続きます。

業務画面の編集手順

(起動方法)

 標準アプリエディタ ⇨ [入荷業務] 選択 ⇨ 業務画面

操作例:


[入荷業務]の業務画面を編集するため、まず、下記のように[入荷業務]を追加します。
  • [標準アプリエディタ] → [新規作成] → [新規作成]をします。
  • メニュー画面のタイトルはに業務メニューを入力します。
  • [標準アプリエディタ] → [メニュー追加:]ボタンを押すと[メニュー追加]画面が開きます。
  • 業務カタログから[入荷業務]を選択ます。[データファイル名:]は[入荷業務]を保存するファイル名を指定します。
  • [OK]ボタンを押すとメニューを追加してダイアログを閉じます。
  • 操作例:

1.タイトルの編集:
例:[入荷]を[入荷業務]に変更します。

操作例:

2.項目追加:
[項目追加]ボタンをクリックし、項目を追加します。

操作例:

3.項目名の編集:
[項目名称]で項目名を編集します。
例:[項目名称3]を[作業ID]に変更します。
デフォルトの項目名称[商品コード]と[数量]にも編集できます。

操作例:

4.入力のカスタマイズ:
  • 桁数
  • バーコードの読取データもしくはキー入力するデータの最大桁数を指定します。0~250を指定できます。

    操作例:

  • 折り返し表示
  • 入力項目を折り返し表示する場合、行数を選択します。前回の入力と参照表示も同じ行数で折り返し表示されます。
    ※22.0以降の機能です。
  • 入力方法
  • 入力方法を選択します。
    テンキーのみ:キーのみの入力を指定します。
    テンキー/スキャン:バーコード読取とキーによる入力を指定します。ファイル出力のカラムにバーコード種別が追加されます。
    スキャンのみ:バーコード読取のみによる入力を指定します。ファイル出力のカラムにバーコード種別が追加されます。

    操作例:

  • 文字種
  • 入力される文字の種類を制限します。 すべて(任意):全ての入力(英字/記号/数)を許可します。
    数字:数字のみの入力を許可します。英字/記号を含む文字は入力されません。
    ファイル出力時は左詰めとなります。(5桁で123を入力時のファイル出力例:,123 ,)
    数値:数字と負号「-」、小数点「.」のみの入力を許可します。その他の英字/記号を含む文字は入力されません。
       ファイル出力時は桁数分の0をパディングします。(5桁で123を入力時のファイル出力例:,00123,)

    操作例:

  • 必須入力
  • 入力が空欄の時にENTを押したときの次の項目への移動の可否を指定します。
    あり:入力が空欄の時にENTを押したとき、次の項目への移動しません。
    なし:入力が空欄の時にENTを押したとき、次の項目への移動します。

    操作例:

  • 入力後の移動先
  • 入力後に実行する項目を指定します。
    次の項目:次の番号の項目を実行します。
    項目番号1~9:指定した番号の項目を実行します。

    操作例:


    5.プレビューによる画面配置
    ドラッグによってアイテムの位置を移動できます。
    例:[数量と入力2]をドラッグして移動します。
    6.2~5を繰り返す
    項目の追加と編集を繰り替えします。
    1つの業務につき最大9項目まで追加できます。
    7.入力後の移動先の指定
    ・通常
    一番最後の入力項目の「入力後の移動先」を指定します。
    最初の1度だけ入力したい項目がある場合は、入力を繰り返したい項目番号を指定します。
    例:業務開始に一度だけ項目番号1の「担当者」と項目番号2の「ロケーション」を指定する場合、項目番号3を指定します。

    各項目の説明

    • 項目設定
    • 「項目名称」は、画面に表示される文字列です。文字列を入力後、プレビュー画面をドラッグして、表示される位置を調整します。
      「入力」は、業務実行時に表示される入力の位置を指定します。プレビュー画面をドラッグして、表示される位置を調整します。
      「折り返し表示」は入力文字列が1行(半角16文字)に収まらない場合に折り返して表示する行数を指定します。※22.0以降の機能です。
      「入力方法」は、テンキーによる入力と、バーコードのスキャンによる入力を指定します。
      「文字種」は、入力可能な文字を制限します。この項目はファイル出力に影響します。
      「必須入力」は、入力が空欄の時の動作を指定します。空欄のときにENTキーで次の項目に移動しない場合は「あり」、移動する場合は「なし」を指定します。
      「前回の入力データを表示する」をチェックすると、1つ前のレコードの入力データを表示します。プレビュー画面をドラッグして、表示される位置を調整します。
    • マスター参照
      詳しくは、マスター参照をご覧ください。
      「マスタ番号」は、参照するマスタファイルを指定します。新規作成を選択すると、マスターファイル設定画面を表示します。使用しない場合は「未設定」を選択します。1~6(ファイル名)が選択されている場合は、指定されているマスターファイルを検索し、キー項目が一致したデータを表示します
      「マスターファイル設定」ボタンを押すと、マスターファイル設定画面を表示します。
      マスターファイル設定画面では、マスターファイルの構造を指定します。
      プレビュー画面をドラッグして、表示される位置を調整します。
      「マスター表示後の動作」はマスター表示後の動作を指定します。
      「不一致時の動作」はマスターファイルを検索して一致するキーが見つからなかった時の動作を指定します。

      操作例:


    • 追加マスター
      追加マスターは、マスター参照と同じマスターファイルに対して、マスターファイルから参照するレコード内の位置(データの位置)と画面に表示する座標を指定するものです。有効にするをチェックすると設定が有効になります。最大5箇所指定可能です。

      操作例:


    • バーコード
      選択している項目でバーコード読取設定を変更したい場合に指定します。設定メニューはUniversalConfig設定で作成します。
    • 参照表示
      参照表示を設定すると、指定の入力項目のデータを別の場所に複製して表示できます。
      ラベル、参照先、参照桁数が設定できます。

      操作例:


    • 追加文字列
      それぞれの入力項目で最大10個の文字列を表示できます。

      操作例:


    • バーコード (システム21.0以降)
      それぞれの入力項目でUniversalMenuを指定することができます。
      UniversalConfigで設定メニューを作成し、コピーしたコマンドをテキストボックスに張り付けてください。
      UniversalConfigは弊社WEBページのツールからダウンロードできます。

      操作例:


    操作方法

    収集(入荷、出荷、棚卸)の操作方法について説明します。

    入力動作
    コード入力⇨△△コード入力⇨数量入力⇨コード入力・・・・・・・・と繰り返します。
    数量入力時にバーコード入力することで連続入力が可能です。
    [ENT]キー押下でデータを保存します。
    [CLEAR]キー押下で変更データを保存せず、メインメニューへ移行します。

    入力例:

    参照モード
    [F3]キー押下で参照モードに移行します。
    参照モードではQ1/Q2で表示データを切り替えます。(Q1:旧データ方向,Q2:新データ方向)
    参照モード時、[F1]キー押下でデータ変更モードへ移行します。
    [ENT]キー押下で変更データを保存し、参照モードへ移行します。
    [CLEAR]キー押下で変更データを保存せず、参照モードへ移行します。

    入力例:

    (注意)

  • データを変更保存した場合、読取りバーコード種別情報は無くなり、データ収集日時はデータ変更日時に変更されます。
  • 照合では、参照モード機能がありません。
  • 照合

    [照合]はバーコードまたは二次元コードを2個読み取り、両者が一致しているか照合を行います。

    業務画面の編集

    照合は、業務画面を編集できます。

    業務画面の編集手順

    (起動方法)

     標準アプリエディタ ⇨ [照合業務] 選択 ⇨ 業務画面

    収集と同じ手順で項目を追加・編集します。

    照合設定

    [照合設定...]ボタンを押すと照合設定画面を表示します。照合設定画面は、照合機能の照合位置や桁数を設定します。
    21.0以前:標準アプリケーション全体で共通の設定となります。
    22.0以降:業務毎(メニュー毎)に独立した設定となります。

    操作例:

    照合区分:
    照合の対象をバーコードの内容と種別から選択します。
  • コードのみ:バーコードの内容が一致していることを確認します。
  • コード&コード種別:バーコードの内容と種別の両方が一致していることを確認します。
  • コード種別のみ :バーコードの種別が一致していることを確認します。
  • 操作例:

    照合範囲:
    バーコードの全体を比較するか、バーコードの一部を比較するのかを指定します。
  • 全て:バーコード全体を比較します。
  • 操作例:

  • 範囲指定:以下の項目で指定する部分を比較します。
    照合桁数:比較する桁数を指定します。
    コード1の照合開始位置:最初に読み取るバーコードの照合する位置を指定します。
    コード2の照合開始位置:2番めに読み取るバーコードの照合する位置を指定します。
    コード3の照合開始位置(3点照合用):3番目に読み取るバーコードの照合する位置を指定します。

    操作例:

  • 照合結果の確認:
    照合後、バーコード内容を確認するための画面を表示します。※22.0以降の機能です。
  • なし:確認画面を表示しません。
  • NGのみ:照合結果がNGのときのみ、確認画面を表示します。
  • OKのみ:照合結果がOKのときのみ、確認画面を表示します。
  • 両方:常に確認画面を表示します。
  • 表示例:

    1:N照合カウント値を表示する:
    1:N照合時、画面左上のタイトルの下に1:N照合回数を表示します。※22.0以降の機能です。
  • チェック有効:1:N照合時、1:Nカウント数を表示します。
  • チェック無効:1:N照合時、1:Nカウント数を表示しません。
  • 表示例:

    最初の照合モードを1:N照合にする:
    標準アプリケーション起動後、最初にこの設定を有効にした照合業務画面を表示した時の照合モードを1:N照合にします。※22.0以降の機能です。
  • チェック有効:最初の照合モードを1:N照合にします。
  • チェック無効:最初の照合モードを1:1照合にします。
  • 操作方法

    [照合]の操作方法は[標準アプリケーションの操作]→[メインメニュー][照合]/をご参照ください。

    照合結果が一致した場合 照合結果が不一致の場合
    照合では以下のような機能を実行できます。
    • [F1]キー押下で照合モードの切替えを行います。(1:1と1:N)
    • 照合モード(1:1)は読み取ったコード1とコード2照合を行います。
    • 照合モード(1:N)は読み取ったコード1を固定し、コード2と照合を行います。
    • 設定ファイルの照合項目で照合範囲の設定が可能です。

    コードチェッカ業務

    コードチェッカ業務は読取コードのバーコード値、種別、長さを表示します。
    [コードチェッカ]の操作方法は[標準アプリケーションの操作]→[メインメニュー][コードチェッカ]をご参照ください。

    コードチェッカ業務処理画面

    ファイル送受信

    BluetoothもしくはUSBによる送受信時は、選択した業務に関わらず、OseComm32のプロトコルタスクに従ってファイルの送信・受信・削除などが行われます。
    [ファイル送受信]の操作方法は[標準アプリケーションの操作]→[メインメニュー][ファイル送受信]をご参照ください。

    ファイル送受信選択画面

    ファイル削除

    収集した業務データファイルを削除します。
    [ファイル削除]の操作方法は[標準アプリケーションの操作]→[メインメニュー][ファイル削除]をご参照ください。

    ファイル削除業務選択画面

    FTP送信

    収集したデータを無線LANでFTP送信を行います。
    [FTP送信]の操作方法は[標準アプリケーションの操作]→[メインメニュー][FTP送信]をご参照ください。
    FTP送信時のエラー表示については、FTP送受信エラーコードをご参照ください。

    FTP送信業務選択画面

    FTP受信

    FTPサーバーから標準アプリケーションにデータファイルを受信します。
    業務設定項目にマスタ・ファイル参照を設定する必要があります。
    [FTP受信]の操作方法は[標準アプリケーションの操作]→[メインメニュー][FTP受信]をご参照ください。
    FTP受信時のエラー表示については、FTP送受信エラーコードをご参照ください。

    受信ファイル選択画面

    スキャナモード

    スキャナモードはバーコードを読み取り、Bluetooth HID/SPPでバーコードの内容を送信する機能です。
    [スキャナモード]の操作方法は[標準アプリケーションの操作]→[メインメニュー][スキャナモード]をご参照ください。
    ※Bluetooth接続設定、バーコード読取設定等、スキャナモードの全ての設定は、標準アプリケーションの設定から独立しています。スキャナモードを使用される際は、標準アプリケーションの設定とは別にスキャナモードで設定を行う必要があります。
    ※22.0以降の機能です。

    スキャナモード画面

    電源OFF

    OPH-5000iの電源をOFFにします。


    最終更新日:2024/01/26