マスター参照は参照するマスタファイルを指定します。
 マスタファイルはメイン画面のマスタ設定で設定します。

(起動方法)

 標準アプリエディタ ⇨ [入荷業務] 選択 ⇨ 業務画面 ⇨ マスター参照

操作例:

1.マスターファイル設定

マスターファイルの設定を行います。業務画面設定のマスター参照タブでマスタ番号から新規作成を選択すると表示されます。マスターファイル設定を作成済の場合はマスター番号を選択後、マスターファイル設定ボタンを押すと表示されます。

操作例:

  • マスタ番号:マスターを指定するための番号です。
  • ファイル名:マスターのファイル名です。
  • 1レコード長:マスターファイルの1レコードの長さです。
  • キー開始位置:検索に使用するキーの先頭位置です。マスター参照では、バーコード読取りによる入力と、ここで指定するキーが一致するレコードを参照します。
  • キー長:キーの長さです。
  • データ開始位置:参照するデータ開始位置です。マスター参照では、一致したレコードの内、このデータを表示します。部分参照機能を使用した場合は、この指定とは異なるデータを参照できます。
  • データ長:参照するデータの長さです。
  • 検索方法:シーケンシャル/バイナリ

マスターファイル

 マスターファイルは、固定長のレコードの積み重ねで作成します。1つのレコードの長さは1レコード長です。

1レコードの構造

1レコードは以下のような構造です。
合計サイズが1レコード長になるように、キーとデータ、その他のデータを納めます。
改行や区切り文字、その他のデータを含めることも出来ます。
(ストレージ容量を圧迫しないため、必要なデータのみで構成することを推奨します。)

(マスターファイルの例)
設定値:
1レコード長=23 (13+8+2)
キー開始位置=0
キー長=13
データ開始位置=13
データ長=8
[CRLF](2バイト)
マスターファイル名:MASTER.TXT
内容:
2035164110001商品AAAA
2035164110002商品BBBB

追加マスタを使用する場合の1レコードの構造

追加マスタを使用する場合、1レコードは以下のような構造です。
合計サイズが1レコード長になるように、キーとデータ、追加マスタのデータ、その他のデータを納めます。
改行や区切り文字、その他のデータを含めることも出来ます。
(ストレージ容量を圧迫しないため、必要なデータのみで構成することを推奨します。)

(追加マスタを使用する場合のマスターファイルの例)
設定値:
1レコード長=33 (13+8+6+4+2)
キー開始位置=0
キー長=13
データ開始位置=13
データ長=8
追加マスタ1のデータの位置=19
追加マスタ1の桁数=6
追加マスタ2のデータの位置=25
追加マスタ2の桁数=4
[CRLF](2バイト)
マスターファイル名:MASTER.TXT
内容:
2035164110001商品AAAA1000mm100g
2035164110002商品BBBB_250mm_25g

2.マスター参照

  • マスタ番号
    参照するマスターファイルを指定します。新規作成を選択すると、マスターファイル設定画面を表示します。使用しない場合は「未設定」を選択します。1~6(ファイル名)が選択されている場合は、指定されているマスターファイルを検索し、キー項目が一致したデータを表示します。

    操作例:

  • X座標
    マスタデータを表示するX座標です。 マスタ設定で指定されているデータ開始位置と長さで表示されます。

    操作例:

  • Y座標
    マスタデータを表示するY座標です。 マスタ設定で指定されているデータ開始位置と長さで表示されます。

    操作例:

  • マスタ表示後の動作
    マスター参照データを表示した後の動作を指定します。
    ENTキー待ち:ENTキーを押すと次の項目を実行します。
    1~9秒間表示:指定された秒数(1~9)経過後、次の項目を実行します。

    操作例:

  • 不一致時の動作
    マスターファイルに一致するデータが存在しなかったときの動作を指定します。
    次の項目へ移行:次の項目を実行します。
    再入力待ち:マスターファイルのキー項目に一致するデータが入力されるまで同項目のまま待機します。

    操作例:

3.追加マスタ

マスター参照と同じマスターファイルのレコードの他の部分を表示する際に使用します。

操作例:

  • マスタ番号
    参照するマスターファイルを指定します。マスター参照タブと同じマスターファイルを使用します。選択肢はマスター参照タブと同期しています。

    操作例:

  • 番号
    追加マスタの番号です。1~5で、それぞれ設定を作成することが出来ます。
  • 有効にする
    選択された番号の追加マスタの有効/無効を指定します。
  • データの位置
    マスターファイルのレコードから参照するデータの位置を指定します。レコードの先頭を0としてデータの位置を指定します。
  • X座標
    マスター参照データを表示するX座標です。 マスターファイル設定で指定されているデータ開始位置と長さで表示されます。

    操作例:

  • Y座標
    マスター参照データを表示するY座標です。 マスタ設定で指定されているデータ開始位置と長さで表示されます。

    操作例:


最終更新日:2024/01/26