スキャナモジュールのシステム設定の変更を行います。
バーコードのデコードオプション等の変更

構文

int SystemSetting(
  const char *option_string
);

パラメータ

option_string
[in] システム設定文字列へのポインタを指定します。
2文字の場合は、そのまま設定します。
3文字の場合は、そのコマンドの先頭に"["を付加してください。
4文字の場合は、そのコマンドの先頭に"]"を付加してください。
5文字の場合は、そのコマンドの先頭に"{"を付加してください。
6文字の場合は、そのコマンドの先頭に"}"を付加してください。

戻り値

 関数が成功したらOKを、それ以外ならばERRORを返します。
説明
OK 設定値はサポートされており正常終了しました。
ERROR 設定値はサポートされていません。

解説

 利用可能な設定内容に関しては、バーコードの桁数設定バーコードリーダ設定をご参照ください。
 本関数は、option_stringに指定された複数コマンドの対応を一度に行うことが可能です。
 例えば、SystemSetting("B0B2R4")は、Code 39とJANの読み取りを可能にします。
 本APIによる設定は保存されません。起動毎に必要な設定を行ってください。
 また、この設定は、弊社のメニューバーコードによって変更された設定が反映されています。
 初回にU2で初期化されることをお勧めいたします。

必要条件

ヘッダファイル:
lib.h
ライブラリファイル:
libSTARTUPOPH5000.a

サンプル

#include <stdio.h>
#include "lib.h"

void main( void )
{
    char bcr_buf[42];
    struct barcode code;
    code.min   = 1;
    code.max   = 41;
    code.text  = bcr_buf;
    SystemSetting("U2"); // set barcode default setting.

    for(;;)
    {
        if( !IsScannerOff())
        {
            if( ReadBarcode( &code ) == OK)
            {
              if (((code.id == CODABAR) ||
                  (code.id == I2OF5) ||
                  (code.id == D2OF5)) &&
                  (code.length > 5))
                {
                    GoodReadLed( RED, 10);
                    Sound( TSTANDARD, VHIGH, SMEDIUM, SHIGH, 0);
                    Vibrate( TSTANDARD, VIB_POWER_MID );
                    ScannerPower( OFF, 0);
                    printf("%s\n",code.text);
                }
            }
        }
        else
        {
            Delay( 50 );
            ScannerPower( ON, 250);
        }
        Idle();
    }
}

最終更新日:2020/10/02