各読み取りシンボルの桁数固定が可能です。
既知の長さのバーコードを読み取る場合、スキャナを桁数固定に設定することを推奨します。
スキャナは、桁数固定を使用して読み取りラベルの長さが正しいかを照合し、指定された長さではないラベルをすべて拒否します。
桁数固定設定の利点は、Interleaved 2 of 5 のような部分読み取りが発生しやすいラベルの桁落ち防止に効果があることです。
レングスチェックはラベルデータ上で行われ、「ST/SP を転送する」「ST/SP を転送しない」のような設定には影響されません。
また、桁数設定が EAN-13 のような固定長コードに影響することはありません。

選択コードの桁数固定、最小桁数、最大桁数


読み取り桁数の設定は、異なるバーコードタイプの桁数固定、最小桁数および最大桁数のチェックを有効とし、設定したバーコードタイプのみに影響します。
下記のコマンドフォーマットで設定します。
項目コマンド コマンド説明初期設定
(有効範囲)
読み取り桁数 コード指定 桁数数値入力 読み取り桁数の設定
桁数:(1000a+100b+10c+d)
(0 ~ 8000)
コマンド Qa Qb Qc Qd

設定例コマンド
Code39を6桁に固定 SystemSetting("[DC1Q6")
Code39を6桁,Interleaved 2 of 5を12桁に固定 SystemSetting("[DC1Q6[DC4Q1Q2")
Code39の桁数固定クリア SystemSetting("[DC1")
Interleaved 2 of 5 の最小桁 4 桁 SystemSetting("[DB4Q4")
Interleaved 2 of 5 の最小桁クリア SystemSetting("[DB4")
Code39の最大桁 12 桁 SystemSetting("[DA1Q1Q2")
Code3 の最大桁クリア SystemSetting("[DA1")
PDF417 の最大桁を20 桁、
QR コード の最大桁を 125 桁
SystemSetting("[DALQ2Q0[DAJQ1Q2Q5")

選択コードの桁数固定、最小桁数、最大桁数設定コマンドリスト


各種コードの読み取り桁数の設定は、下記のコマンドに続けて数値を入力します。
設定初期化をした場合は、現在設定されている桁数が初期設定になります。
SystemSetting関数で設定可能な内容を以下に示します。

コードの種類桁数固定 最小桁数最大桁数初期設定(最小桁数)
設定初期化 [DC0 [XQG [XNG -
Code 39 [DC1 [DB1 [DA1 1
Codabar [DC2 [DB2 [DA2 2
Industrial 2 of 5 [DC3 [DB3 [DA3 5
Interleaved 2 of 5 [DC4 [DB4 [DA4 6
Code 93 [DCD [DBD [DAD 1
Code 128 [DCB [DBB [DAB 1
MSI/Plessey [DC8 [DB8 [DA8 3
IATA [DC7 [DB7 [DA7 5
PDF417 [DCL [DBL [DAL -
QR コード [DCJ [DBJ [DAJ -
DataMatrix [DCH [DBH [DAH -
Maxi code [DCK [DBK [DAK -
Aztec code [DCI [DBI [DAI -
MicroPDF417 [DCM [DBM [DAM -
RSS-Expanded (GS1 Databar) [DCF [DBF [DAF -
Composite [DCG [DBG [DAG -
GS1-128 [DCC [DBC [DAC -
S-code [DC5 [DB5 [DA5 5
UK/Plessey [DCA [DBA [DAA 2
Matrix 2 of 5 / Chinese Post [DC6 [DB6 [DA6 5
Telepen [DC9 [DB9 [DA9 1
Codablock-F [DCO [DBO [DAO -
Code 11 [DCE [DBE [DAE 1
Chinese Sensible Code [DCN [DBN [DAN -

最終更新日:2020/11/11