バーコードリーダライブラリは、スキャナモジュールからのバーコードデータの取り込み、スキャナの設定や制御をするためライブラリです。

 バーコードリーダライブラリの概要は次のとおりです。

バーコードリーダ設定

 端末は初期設定で、複数種類のバーコードを読取ることができる設定となっています。
 読み取り可能な種類に関しては[バーコードリーダ設定]を参照してください。
 設定の変更は、SystemSetting関数を用いて行います。
  • チェックデジット(CD)の検査を行うか否か、読み取った内容の出力形式などについて設定が可能です。
    読み取るべきバーコードの種類を制限することは、誤読の起こる可能性を低減するために推奨されています。
  • 照合回数の設定は、正しい読み取り行うために同一のデータに関して何回デコードを行うかの設定です。
    照合回数を減じることで、読み取りは速くなりますが、誤読の可能性が増すことになります。
  • 「CDなしコード出力」を設定した場合、読み取ったバーコードにCDが存在しない場合であっても、CDに該当する領域の値は出力されません。
    (Code 11の場合のみ出力されます。)

バーコード読み取り

 読み取り開始はScannerPower関数を、読み取りデータの読出しは、ReadBarcodeEx関数またはReadBarcode関数を用いて行います。
 読み取り後、読み取りを自動的に停止するか、連続して読み取りを続けるか(複数読み)は、ScannerPower関数の引数によって変更します。

最終更新日:2020/10/21