USBポートを USB MSD(USBマスストレージデバイス)モードにします。

構文

int SetUsbMsdMode(
  int key
);

パラメータ

key
[in] USB MSDモードを終了させるためのキーを指定します。

戻り値

説明
なし(再起動) USB MSDモードに移行した後はプリケーションプログラムに制御を戻しません。
ERROR USB MSDにマウントできるドライブが存在しません。

解説

 本関数を呼び出すと、USBポートをUSB MSD (USBマスストレージデバイス)にして端末を再起動します。USBケーブルで端末をPCに接続すると、USBドライブとして認識されます。

 keyで指定したキーが押されると、USBポートをUSBシリアルポートに戻して端末を再起動します。keyに不正なキーを指定するとBSキーが設定されます。

 USB MSDモードに移行した後は、本関数はアプリケーションプログラムに制御を戻しません。USB MSDを終了させると端末が再起動するため、次のようなコードを実行するとアプリ変更が容易にできなくなるので注意してください。

 void main(void)
 {
   SetUsbMsdMode(BS_KEY);
 }

必要条件

ヘッダファイル:
lib.h
ライブラリファイル:
libSTARTUPOPH5000.a

サンプル

#include <stdio.h>
#include "lib.h"

void main(void)
{
    char ch;
    GotoXY( 1,1 );
    printf("Press F1 Key\n");
    while(1)
    {
      if (kbhit())
      {
        ch = getchar();
        if (ch == F1_KEY) break;
            ResetKey();
      }
    }
    SetUsbMsdMode(BS_KEY);
    while(1)
    {
       Idle();
    }
}

最終更新日:2021/10/01